消尽の日記

中身も外見もまぁ覇気がない

虫と僕

こんにちは!山科です。

 

 

ついこの前名前を呼んではいけないあの方*1が部屋に出て少しギョッとしたということがありました。

 

僕はいつもこの黒光りする昆虫を見かけた際は瞬間冷凍のスプレー*2を使って凍らせたのちトイレに流しています。

ですが、今回はふと僕の友人のことを思い出してゴの字はティッシュにくるんで外に出すことにしました。

 

 

この友人というのは生き物に対して関心があり、よく虫や爬虫類を捕まえてはそれらについて説明してくれたり見せびらかしてくれたりする人間であり、まさに小学校に一人はいるような生き物博士タイプの人です。

 

 

そんな彼と出会ってから多少生き物の知識が増え昆虫について調べる機会が増えたのですが、僕は本来昆虫が苦手でした。

 

 

その理由というのも僕がまだ幼いころ死にかけのミツバチが家の床に転がってきてそれを踏んでしまったからという何とも情けない理由でいまだに鮮明に記憶しています。

針が足の裏に刺さったときは不意の痛覚であったので凄く痛く感じましたし、何より踏んずけてしまった感触が足裏に残って大変気色悪かったので幼年の自分はたまらず泣いてしまったことや、慰めるために母が僕にしみチョココーンをくれたことも覚えています。

 

 

そんなわけで昆虫が嫌いでありましたが今は少し違います。

それは時が経ち悲しい記憶がいくらか薄らいだというのもありますが、もっとも効果的だったのは友人がとても面白そうに虫を語るからだったと思います。

 

 

彼には相当の知識があり聞いてて楽しかったし本当に生き物が好きなんだなぁと思わせる一種の情熱のようなものを滲み出していました。

虫に興味を持つことができたのは実際彼のおかげであります。

もちろん未だにギョッとすることはあるし、積極的に触りにいこうとはあまり思いません。

 

 

でも以前みたいに敬遠する気持ちは薄いし昆虫も動物なんだから上手く折り合いをつけていかなきゃいけないな、と思うようになりました。

 

 

ということでその偉大なる一歩としてゴ◯ブリを夜の草むらに解き放ったわけですが、今も元気にしてるのかどうかはもうわかりませんがまた家に来ないことを願います。

 

うちの猫科の小皇帝に食べられちゃうので。

 

おしり

*1:名前を呼ぶとどこからか来るという家の謎風習により名前を呼ぶことを禁止されている。ヴォルデモートではない

*2:猫がいるため殺虫成分のある物は使わないようにしている