消尽の日記

中身も外見もまぁ覇気がない

12/20

 

 

金曜日。

 

ブルーピリオド全巻とチェンソーマン 最新刊購入。

 

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…しました。

 

 

 

 

 

到達、しちゃいました…

 

 

最高に面白い漫画を読んでしまったぞという高揚感が頭から離れない。この日はずっとブルーピリオドを読み返してはすごいすごい言う作業を反復した。

 

この漫画本当に良い。

 

主人公は今までの人生をノルマをこなす淡々とした作業として生きてきたが、その手応えの無さに悶々としていた。そのノルマをこなす作業は他者からの期待に応える作業であって、自分自身の期待(やりたいこと)に応えるものではなかった。そんな日常の中で物語の起点が生まれる。ある日の美術の授業で出された「私の好きな風景」を描くという課題が今までの主人公を変えた。自分の感じたことを感じたままに絵に表象することで自分の思ったことを自分の思いのまま描くことの楽しさを見出すことができた。本当に自分のやりたいことを見つけた主人公は東京藝術大学を目指す。

 

というのが1巻の大まかなあらすじなんだけどここに至るまでの葛藤や自分との折り合いが丁寧に描かれていて1巻の半分くらいまででも相当面白い。

 

しかもこの漫画は1〜5巻までの主人公が感じ取ったり学んだりした成果を6巻で一気に消化するという展開になってて本当に目を見張るものがある。

 

キャラの存在感が強烈でこの漫画の魅力の少ない部分を担っていると言っても過言ではないと思う。とにかく登場人物の葛藤や苦悶、それらを乗り越えて成長する姿を是非読んで確かめてほしい。

 

 

 

特にお気に入りなのは美術予備校の先生、理由は大きくてバッチバチにカッコ良くて手がデカいからです。

 

そして関係性は主人公とそのライバルが最強です。

 

厳密に言えば全員ライバルではあるんですけど、作中に出てくる純度の高い"天才"と良い関係性を構築しているという評判があります。

 

死ぬほど好きで嫌いな関係が本当に好き。

 

最高の作品なんで読んでください。言いたいことはそれだけ。

 

全編を通して言えることだけど作中に登場するキャラクターが「自分自身を表現すること」に重点を置いて丁寧にブラッシュアップしている漫画なので読んでる間は主人公たちがまるで自分の1部であるかのような心持ちになる。

 

おすすめです。

 

 

おしり