消尽の日記

中身も外見もまぁ覇気がない

「八月の朝」8/1の日記

 

 

8/1

 

明日が大変なので今日は短め。

 

朝起きる。トーストバナナ、水。

 

今日はやることたくさんあったけどだらだらしてたからあんまり進捗が芳しくない。

 

 

かげきしょうじょ!の5話を観た。食べる→嘔吐を繰り返して食道をやってしまう話。食道は人体の後ろ側を通っていて炎症を起こすと背中が痛くなるという知見を得た。自分のプロポーションに自信を無くし、食べては吐きを繰り返す中で無理が祟って倒れた後に姉に送ったラインの文面が「家族の作った料理がたべたい」だったのがあまりに悲痛で天を仰いでしまった。最後は立ち直ってくれたので胸を撫で下ろした。

 

夕方

 

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めっちゃ良い。短歌を完成させるまでに考えている工程を詳しく言語化してくれている。凄く勉強になった。

 

今の自分の短歌は画一的で、技術的にも表現的にも自分の持ってる手札が付きかけている状態だったので、今回いろいろな手技手法を知識として頭に入れることができたのはかなり嬉しい。これと併せて短歌入門の教則本を読むことが自分には必要であるんだろうなと思う。短歌に関する本やサイトについてもどういう点がなぜいいのかについて説明つきで紹介されているのでかなり助かる。ぼちぼちと見てみようと思った。

 

そんな中で作った短歌。

 

 

俵万智さん(以下敬称略)のサラダ記念日に収録されてる連作「八月の朝」の短歌からサンプリングした。

この曲と決めて海岸沿いの道とばす君なり 「ホテルカリフォルニア」

 

本歌取りの手法をまねてみたくて作った。ただ「踊りまくれよ」があんまり気に食わない。「八月の朝」に出てくる「君」は横暴な物言いが目立つ人間なのでそっちを言葉として汲み取るならこれでもいいけど、今回の主体は紛れもなく"自分"なので2PACのCalifornia Loveと俵万智のこの短歌をサンプリングした"自分"に焦点を当てた方がまとまりがよくなるのではないかと考えた。あと2PACが曲中で歌うshake it babyは「ぐわしぐわしと踊るもの」というより「ゆらゆらと、しかし快活に体を揺らすもの」のほうがニュアンスが近いと個人的に思っているというのもある。

 

ただ、構成自体は好み。3句と4句の継ぎ目で主体への印象が寂しそうな感じからhotでwest sideな印象へガラッと変わるのが面白いと感じる。

 

この曲と決めて聴いたが部屋でぽつり身体揺らせよ「カリフォルニアラブ」

 

こっちの方が良さそう。多分もっと良い言い回しはあるけど今のところはこれが一番良い。

 

自分の作った短歌に対してこういう補足をつけて説明しようとすることはあんまり良くない(説明は短歌の中で行われるべきでわざわざ補足を入れると短歌を作る意味が薄れてしまう)という風潮があったりなかったりするらしい。自分はひとりでぼそぼそ作ってるだけなのでそれを感じたことはないし、おそらく短歌界隈のどこに所属しているか/いないかで濃淡がある話なんだとは思う。自分は短歌をもっとうまく作りたいと思っていて、構造や思考を言語化し日記として蓄積することが上達に繋がると考えているし、短歌のテクニックや意図を見える形にしておきたいという気持ちがあるためここに書き溜めている。

 

 

明日は早いので準備をして寝る。

 

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おわり