消尽の日記

中身も外見もまぁ覇気がない

「不思議なキャンパス」9/19の日記

 

 

9/19

 

 

モーニングに行くために早起きした。準備してコメダへ。

 

コメダでたっぷりサイズのコメダブレンドを頼んでトースト(おぐらあん付き)を頼んだ。喫茶店で出るコーヒーってほぼ絶対灼熱なんだけどどういう温度で抽出してるんだろう。コメダのおすすめはゆで卵らしいけど小倉あんとバター、パンの組み合わせが食べたくてそっちを頼んだ(映画「刑務所の中」のパン食が気になっていたため)

 

四角スプーンで掬ってトーストに塗り付ける。バターの脂や塩味と相性が良い。最後小倉あんが残ったのでコーヒーの残りにフレッシュを混ぜて一緒に食べた。だれよりもコメダを満喫したと思う。

 

コメダでは砂の降る教室を読んだ。

 

 

あとちょいで読み終わるなくらいのとこまで読んだ。付箋貼ってたらばっさばさになっちゃった。以下すきだったやつ。

 

わたしたち全速力で遊ばなきや 微かに鳴つてゐる砂時計

海底の匂ひをつけて帰る人 開けつぱなしのピアノのやうに

火の神が空に投げたる風鈴の千に砕けし音ぞ涼しき

外したる眼鏡につきし指の跡砂丘に見えてふいに寂しき

我も知らぬ英作文の楽しさをイエスのごとく説きぬ 目を見て

 

自分が良いと思った短歌は基本的に状況描写の短歌が多いかも。特に眼鏡についた指紋を砂丘に見立てる比喩が綺麗で好き。あと3首目の結句で「涼しき」を入れることができることに凄さを感じる。自分だったら音ぞの印象に引っ張られて「激しき」とかにしちゃうし絶対にでてこない4字なので。

 

ほぼ状況描写の巧みさのことについてしか書いてないけど、これは自分が短歌を読むのにまだ慣れていなくて、歌集の中でも比較的平易に解釈可能な短歌ばかりに目が向いてしまったからのような気がする。表現の詩的飛躍や技巧についてもっと詳しくなれると、よりぐっと短歌を読む際の視野が広がるんだと思う。

 

タイトルにもなっている連作「砂の降る教室」は砂が積もる不思議なキャンパスが移転する話を約30首に纏めたものなんだけど、変な大学構内で過ごしている変わった日常の話が本当に刺さった。

 

 

フィクションはフィクションなので自分の現実とすり合わせてギャップに苦しむことはないと思った。それはそれとして刺激的でドラマティックな大学生活の話は魅力があるし強く引き付けられる。

 

今回の歌集には受験の冬の静かな寂しさを歌っている連作「受験生だつた」、家庭教師をしているときの話である「似たもの師弟」、繰り返し言葉の多用によって生まれる韻律が可愛らしい「だぶだぶ」など好きな連作が多かった。買ってよかった。まだ一週目なので読みを重ねて好きを見つけていくぞ!

 

 

 

おしゃれ~。フックのラインのグルーヴ感が気持ちいい。2012年前後のボカロっぽさとここ数年のボカロっぽさが混ざってるように思う。春猿火さんのアップテンポな曲全般好き。

 

 

 

ただしっとりめの曲もめっちゃ良いということも書いておきたい。歌唱の巧さとリズム感の良さが高いところで纏まってて、メロディアスなフロウと韻を使えるひとなので何でもやれる懐の広さがある。素敵。特にオリジナル曲の「告げ口」が好き。

 

夕方

 

教習。今日の教官が物凄く菩薩っぽかった。巻き込み確認で助手席周辺を視認するときに何度も菩薩みたいなひとだなぁと思った。

 

 

日記書いてた。

 

隔週でモーニングへ赴くのめっちゃ良いかもしれない。来週か再来週にまた行きたいね。次はたまごを頼んでみたい。

 

おわり