消尽の日記

中身も外見もまぁ覇気がない

「exodus」8/25の日記

 

 

8/25

 

起きる。猫にご飯あげる。コーヒー飲む。

 



かなり良かった。Skaaiは本当にラップが上手くてガッチリしたリズムキープが最高にイカしてる。あとビートに対するラップの音数とその配置が気持ち良い。Nectar.やFLOOR IS MINEにも言えること。uinの褪せた暖かいチルなトラップも最高。

 

 

ご飯食べる。

 

 

読んだ。主人公の西宮はるは就活が上手くいかず、不安を全て抱え込んで潰れてしまう。そんな中でも寄り添ってくれている彼女の恵ひのと(めぐみ ひのと)と全てを投げ出して生きる決意をし、彼女のバイクに乗って東京を脱出して離島へ向かう。

ここで完全に心を掴まれた。自分は〈脱出〉の属性を持っているお話が好きな傾向があって、それに加えて自分も未だに就活が終わっていない状況にあるので響くところがあった。

この感じだと西宮に恵が振り回されているような印象だけど、恵自身も西宮と一緒に生きていければそれで良い(それ以外は要らない)という人物で2人とも同じ方向を向いていることが漫画内で何度も描写されている。

逃避先の離島の恵の別荘でこれからのことを話すところで1巻が終わった。2巻は10月に出るっぽい。

 

離島に着いてからの描写はふたりとも凄く浮かれていて、着いた瞬間海で泳いで下着姿のまま木陰で昼寝したり、リビングの長いソファを海の見える窓辺に置いてくつろいだり、満点の星空の下で結婚宣言したりしている。

ふたりともかなり享楽的でこれからの何もかもが不安定なんだけど"今、この瞬間"を凄く大切にしていて、それがとても良い。

 

(これは実際に読んで確認してほしいんだけど)細やかなコマの使い方が巧くて、ソファのくだりや情事のくだりの他にも奥行きを持たせる小さいコマが散りばめられている。そういう意味では(これは本当に嫌な話なんだけど)婚姻届けのくだりで恵が「柄ありとか写真付きとか結構種類あるんだね」という旨の話をして、それでも婚姻届の記入欄は決まって「夫になる人、妻になる人」で…というところもかなり印象に残った。この話は最後に恵が「ないなら作ろうよ あたしたちだけの婚姻届け!」と言って西宮をハグして終わる。

 

西宮は収入をどうするかという問題があり、恵はどうやら父母と仲が悪く、厳格な家庭であるがため同性との交際を認めてくれなさそうという問題があるっぽい。ここらへんの話は2巻で何かしら描かれるんだろうと思う。楽しみ。

 

おわり