こんにちは!山科です。
僕は女の子同士がイチャイチャするのが好きだ。
そのような人間のことを人は百合厨と呼ぶ。
だが全員が仲間意識を持ち平穏に暮らしているというわけでもない。
百合厨の中でも「2.5次元はムリ」とか「キャラの解釈違いです」「△△は〇〇と付き合ってるんじゃねぇ!□□と付き合ってんだよ!」*1など割と解釈や好き好みで争いが起こることがある。
百合厨も一枚岩ではない。
僕がハマり始めたのは2.5次元の百合、つまりは"半ナマ"と呼ばれる界隈である。
まず、なぜ半ナマと呼ばれるのかというと最初に3次元(実在している人間)のカップリング妄想をSNSやpixivに投稿していた者たちが"ナマモノ"と呼び始めた。
そこがキッカケで2.5次元(特撮俳優、声優、Vtuberなど )のカップリング妄想を"半ナマ"と呼び始めたのである。
自分がハマってしまった沼はいわゆるVtuber沼と呼ばれており、半年ほど前から爆発的に増え始めた出来立てホヤホヤのジャンルであるが、底なし沼でハマったが最後ずぶずぶと潜ってしまうような、そんな界隈である。
今まで二次元の百合のみで生活してきた自分からすればまだ未知の領域だったが、最近気付いてカルチャーショックを受けた出来事があった。
それは「検索よけ」だ。
検索よけとはSNSで自分のカップリング妄想文をサーチしづらいように工夫する一種のマナーのようなものだ。
不要なカップリング論争を避け学級会*2を阻止するためという側面もある。
カップリングの名称を頭文字で表現したり、作品の題名を意図的に違う漢字に当てはめてツイートしたりするというのが主なやり方だ。
よりわかりやすくするとこう
「のぶ×らん」→「nbrn」となり
安土桃山時代娘!の略称が安娘(あんむす)だった場合
「安娘」→「庵娘」となる。
今までぬくぬくと育ってきた自分には衝撃的だった。
二次元においてのカップリングは全て虚像で中に何もいない(ということになっている)ので検索よけをする必要はほとんどの場合必要がなかった。
だが2.5次元や3次元は話が別になってくる。
「ひとりの人間」がいるという意識が非常に高く演者である本人に気を遣わなくてはいけなくなってくる。
またジャニーズやEXILEは男性同士の絡みというのに非常に厳しく、同人誌を出版したくても運営からNGが出ている場合があったり会場で手売りする場合はOKでも委託販売は出来ないなど結構制約がかかる場合が多い。
それでもカップリングの魅力について語りたいという強い気持ちが今の「検索よけ」という作法を生み出したのだろう。
今のVtuber界隈は2.5次元の中でもきわめて2次元との親和性が高く黎明期であるためにそこの区分が曖昧でまだ検索よけをしている人間は少数である。
ファン層的にも自分のような2次元畑から入った人間が多く、そのためにアニメや漫画のキャラクターと同一であるという理解の人間が残念ながら一定数いる。
これからどんどんVtuber界隈が発展していく中でマナーや取り決めが決まっていき配信者も視聴者も幸せになれるような沼になってくれればいいなと心の底から願っています。
おしり