消尽の日記

中身も外見もまぁ覇気がない

爆弾処理班

こんにちは

 

今日は僕の見た映画「ジャガーノート」について書いていこうと思います。

 

ネタバレを含みます。ご容赦ください。

 

 

 

 

 

この映画は豪華客船に仕掛けられた7つのドラム缶爆弾を処理するために、イギリス海軍から派遣されたファロン中佐率いる爆弾処理チームが奮闘するという映画です。

 

 

爆弾処理によくある「赤と青の導線どちらを切るか」というお約束の元ネタです。

 

 

豪華客船のブリタニック号は1200人を乗せていて、北大西洋沖を航海中に爆弾を仕掛けた犯人から「50万ポンドを払わないと明日の夜明けに爆発させる」という電話が来るといのがあらすじで、夜明けまで22時間しかもいくら急いでも港までたどり着けないほど沖に出てしまっている。

 

 

そこでイギリス海軍の爆弾処理チームを呼び解体させることにしました。

 

 

チームのリーダーであるファロン中佐はなかなかクセのある人物で「この大いなる宇宙から見れば我々はシミである」だとか捻くれた発言を連発したりと結構ニヒルな人物です。

 

 

そんな彼ですが、爆弾処理に関しての経験や技術はピカイチで、ドラム缶に光センサーが埋め込まれていて反応すると爆発することを先読みし、周りの電気を消してから解体を始めたりと優秀な男なんですよ。

 

 

ですがドラム缶爆弾を仕掛けた犯人もドリルで無理やり開けようとすると振動センサーが反応して爆発するようになっていたり、フェイクの安全装置を組み込んだりとか小さな隙間にワイヤーを仕掛けておき、切ると爆発する仕掛けを仕込んだりと優秀なんですよね。

 

 

そしてその綿密な作りからファロン中佐は戦時中一番厄介な地雷を作ったあるドイツ兵を思い出します。

 

 

でもそのドイツ兵はもう死んでいて、その地雷について知っているのは自分と上司のバックランドだけ

 

 

つまり犯人は自分の師匠であるバックランドだったのです。

 

 

それでイギリス警察はバックランドを連行して警察本部からブリタニック号にいるファロン中佐へ通信させました。

 

 

そこでバックランドは「青を切れ」と命じます。

しかしファロン中佐は赤を切りました。

 

 

爆発しない。

 

 

それで別のドラム缶爆弾を解体していた部下に赤を切らせて無事に作戦が成功した。というオチです。

 

 

感想は間違えれば爆発し船は荒波で揺れている、その上時間もないという極限状態の中での緊張感は手に汗握るものでした。

 

 

構成自体は割と地味な作品で途中は少しだれてしまいましたが、終盤の盛り上がりは格別でした。

 

 

犯人は軍で頑張ったのに周りから白い目で見られたことや、国からの待遇の悪さに腹を立てたというのが動機で、映画「ランボー」の主人公と同じ理由だったので昔の欧米では、戦争帰りに対する対応が問題になっていたのかなと感じました。

 

 

面白い映画だったのでぜひ見て欲しいです。

 

おしり